イチョウウキゴケ

都沢湿地を歩いていると、ハートの小さいかわいらしい葉っぱが水面に浮いています♪
なんとも言えない姿に心がほっこりします♪

名前を調べてみると、『イチョウウキゴケ』というそうです!
確かに、イチョウの形にも見えますね(笑)

イチョウウキゴケは、コケ類の中では唯一水面に浮遊する種です!
かつては全国の田んぼや池に生育していましたが、農薬散布などの影響で激減し、現在は環境省のレッドデーターブックで絶滅危惧砧爐縫薀鵐されています。

都沢湿地は水の流れでいろいろな生きものが生息、生育しています。
少し立ち止まって見てると、いろいろな生きものにあえるかもしれません。

みなさんが、見た生きものもほとりあの玄関にある里山情報マップにて教えてください。

【イチョウウキゴケ(ウキゴケ科)】
・葉の長さは1〜1.5僉幅は4〜8mm、二又状に分岐しイチョウの葉の形に似る。
・分布は、北海道〜九州、琉球列島
・水田や池の水面に浮遊する。苔類の中では、水面に浮遊する唯一の種である。


  


                                   (つめ。)

クズ(葛)

「加茂坂で、いい匂いをさせる紫色の植物は何ですか?」と問い合わせがありました。

いいにおい?はてなんだろうと考えて、現地に行くと
それは秋の七草の1つ『クズ(葛)』でした。

花の匂いを改めて嗅ぐと甘い香りがします。

クズはマメ科のつる性植物で、花はブドウを思わせる紫色の房状をつけます。
つる性の植物の共通した特徴である旺盛な生命力をクズも持っており
どんなところにも生えます。

食品のくず粉はクズの根からとれるでんぷんを精製することによって作られ
クズ切りやクズ持野原料になります。

ただ、クズの特徴である旺盛な生命力は諸外国で問題を引き起こし、「世界の侵略的外来種ワースト100(IUCN,2000)」にリストアップされていします。

さぁ、皆さんも五感をフルにつかって秋さがししませんか?

                                   (つめ。)

     
               【葛の葉っぱと花】



     
           【葛の花、紫と黄色、白のバランスがきれい】


ヨタカ(夜鷹)

最近、ほとりあサポーターの自主学習に同行させてもらって、夜の高館山に入ることがあります。
夜の森では、フクロウやムササビなどたくさんの動物たちの声を聴きます。
そんな中、「キョキョキョキョ、キョキョキョキョ」とひときわ目立つ声で鳴くのが
ヨタカです。
容姿は写真のように全体が黒褐色で、白色や褐色などの細かい複雑な模様が
全体に入る、いわゆる目立たない感じの野鳥です。
鷹と名前がつきますが、タカの仲間ではありません!


    
            【野鳥オンラインHPから引用】

ヨタカ(夜鷹)Caprimulgus indicus
全長:29僉∧布:全国、季節:夏鳥
昼間は写真のように枝にとまって休んでいます。
夜鷹の名前の通り、夜になると羽音を立てずに大きな口をあけて飛び回り
空中でガやコガネムシを吸い込むように食べます。
秋には越冬するために東南アジアへ渡ります。

このヨタカの姿や生態を忠実に描いた物語があります。
それは宮沢賢治の『よだかの星』です。

       

本の中で、ヨタカはその容姿や名前をタカや別の鳥に責められ、名前を変えることになり
心を痛めます。そして、いろいろな星に自分をその場所まで連れて行ってもらうことをお願いしますがその思いは叶えられません。ですが、最後にはよだかの星に。。。。。
というようなお話です。

ヨタカの容姿とその声を森を聞いた後で、この本を読むとなんだか心がキュンとしてしまいます!皆さんも、ぜひ読んでみてください。


*夜の森には複数で出かけてください。入林に必要な手続きが必要な個所もありますので
 ご確認ください。
*お子さんの夜間外出は保護者同伴でお願いします。


                                    (つめ。)

オモダカ(面高、沢瀉)

都沢湿地内にある「泥んこ広場」にかわいらしい白い花が咲きました。
昔、田んぼでよく見られた『オモダカ』という花です♪
昔は水田雑草として嫌われていた本種も除草剤などの影響もあって
近年は田んぼで見る機会も減ってきました。

 
    【白いかわいらしい花と矢の形をした葉】

○オモダカ Sagittaria trifolia L.
 オモダカ科 オモダカ属   
 属名のサギッタリアが「矢」という意味で、種小名のトリフォリアは「三葉の」という意
 味です。したがって、オモダカの学名は「三葉の矢」を意味します。
 また、雌雄異花といって、同一の株に雄花と雌花がつきます。

実は、このオモダカ日本十大家紋の1つに数えられています!
庄内の酒井家の裏紋もこのオモダカだといわれています。
(酒井家の表紋はカタバミです。)
古くは王朝時代に貴族の車や武具の文様として用い られ、やがて家紋に転じたものと云われています。沢瀉は面高「面目が立つ」に通じるとか、葉の形が矢じりに似ている、別名「勝ち草」とも呼ばれるなどのことから、武人の家紋として使われました。かの有名な毛利元就が戦に臨む時に沢瀉に蜻蛉(とんぼ)が止まったことを吉事として用いたという故事があるぐらいです。


    
            【オモダカを使った家紋の一例】

このような話を聞くと、いつも昔の人は自然をよく見ていたんだなぁと感心してしまいます。ほとりあ周辺でも人と接した歴史がある動植物でいっぱいです。

自然の中でのんびりするのも良いですが、たまには小さい植物の人との関わりについて調べてみるのもいいかもしれませんね!



                                    (つめ。)

ウバタマムシ(姥玉虫)

大山地域のおばあちゃんが家の近くで今までみたことない虫を
見つけたからと、ほとりあに持ってきてくださいました!

連れてこられた虫は『ウバタマムシ』
体の縦の模様が姥のしわに見えるからウバタマムシというそうです。
そういわれてみれば、くっきりしわが見えます!

  
          【縦線が姥のしわにみえるらしい】

【ウバタマムシ(姥玉虫)】
 タマムシ科 体長は24〜40mm
 幼虫はマツの枯れ木を食べる
 6〜8月に発生。
 成虫はタマムシのように派手ではなく、茶色。


*昆虫は必要以上の採集はしないでくださいね。
  生きものを飼うときは、どんな場所に暮らして、どんな餌が必要か調べた上で飼育しましょう。





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