ヨタカ(夜鷹)

最近、ほとりあサポーターの自主学習に同行させてもらって、夜の高館山に入ることがあります。
夜の森では、フクロウやムササビなどたくさんの動物たちの声を聴きます。
そんな中、「キョキョキョキョ、キョキョキョキョ」とひときわ目立つ声で鳴くのが
ヨタカです。
容姿は写真のように全体が黒褐色で、白色や褐色などの細かい複雑な模様が
全体に入る、いわゆる目立たない感じの野鳥です。
鷹と名前がつきますが、タカの仲間ではありません!


    
            【野鳥オンラインHPから引用】

ヨタカ(夜鷹)Caprimulgus indicus
全長:29僉∧布:全国、季節:夏鳥
昼間は写真のように枝にとまって休んでいます。
夜鷹の名前の通り、夜になると羽音を立てずに大きな口をあけて飛び回り
空中でガやコガネムシを吸い込むように食べます。
秋には越冬するために東南アジアへ渡ります。

このヨタカの姿や生態を忠実に描いた物語があります。
それは宮沢賢治の『よだかの星』です。

       

本の中で、ヨタカはその容姿や名前をタカや別の鳥に責められ、名前を変えることになり
心を痛めます。そして、いろいろな星に自分をその場所まで連れて行ってもらうことをお願いしますがその思いは叶えられません。ですが、最後にはよだかの星に。。。。。
というようなお話です。

ヨタカの容姿とその声を森を聞いた後で、この本を読むとなんだか心がキュンとしてしまいます!皆さんも、ぜひ読んでみてください。


*夜の森には複数で出かけてください。入林に必要な手続きが必要な個所もありますので
 ご確認ください。
*お子さんの夜間外出は保護者同伴でお願いします。


                                    (つめ。)

オモダカ(面高、沢瀉)

都沢湿地内にある「泥んこ広場」にかわいらしい白い花が咲きました。
昔、田んぼでよく見られた『オモダカ』という花です♪
昔は水田雑草として嫌われていた本種も除草剤などの影響もあって
近年は田んぼで見る機会も減ってきました。

 
    【白いかわいらしい花と矢の形をした葉】

○オモダカ Sagittaria trifolia L.
 オモダカ科 オモダカ属   
 属名のサギッタリアが「矢」という意味で、種小名のトリフォリアは「三葉の」という意
 味です。したがって、オモダカの学名は「三葉の矢」を意味します。
 また、雌雄異花といって、同一の株に雄花と雌花がつきます。

実は、このオモダカ日本十大家紋の1つに数えられています!
庄内の酒井家の裏紋もこのオモダカだといわれています。
(酒井家の表紋はカタバミです。)
古くは王朝時代に貴族の車や武具の文様として用い られ、やがて家紋に転じたものと云われています。沢瀉は面高「面目が立つ」に通じるとか、葉の形が矢じりに似ている、別名「勝ち草」とも呼ばれるなどのことから、武人の家紋として使われました。かの有名な毛利元就が戦に臨む時に沢瀉に蜻蛉(とんぼ)が止まったことを吉事として用いたという故事があるぐらいです。


    
            【オモダカを使った家紋の一例】

このような話を聞くと、いつも昔の人は自然をよく見ていたんだなぁと感心してしまいます。ほとりあ周辺でも人と接した歴史がある動植物でいっぱいです。

自然の中でのんびりするのも良いですが、たまには小さい植物の人との関わりについて調べてみるのもいいかもしれませんね!



                                    (つめ。)

ウバタマムシ(姥玉虫)

大山地域のおばあちゃんが家の近くで今までみたことない虫を
見つけたからと、ほとりあに持ってきてくださいました!

連れてこられた虫は『ウバタマムシ』
体の縦の模様が姥のしわに見えるからウバタマムシというそうです。
そういわれてみれば、くっきりしわが見えます!

  
          【縦線が姥のしわにみえるらしい】

【ウバタマムシ(姥玉虫)】
 タマムシ科 体長は24〜40mm
 幼虫はマツの枯れ木を食べる
 6〜8月に発生。
 成虫はタマムシのように派手ではなく、茶色。


*昆虫は必要以上の採集はしないでくださいね。
  生きものを飼うときは、どんな場所に暮らして、どんな餌が必要か調べた上で飼育しましょう。




高館山にカモシカ現る!

6月24日(日)に大山在住の和田氏が大慌てでほとりあに入ってこられました。
高館山でカモシカを撮影したので確認して欲しいとのことで、写真を確認すると間違い
なくカモシカでした。長年、高館山の自然を見続けてきた太田威氏にもお電話で確認したところはじめてとのこと。
新しい生きものが確認されることは、現在、未来の環境の変化を指し示しており
いい面も悪い面もあります。
今回、目撃されたカモシカははぐれ個体の可能性がありますが、ほとりあではカモシカ情報を募集し、今後の推移を観察していきたいと思います。
(注)カモシカを目撃した場合、不用意に近づかないでください。
   カモシカがパニックをおこし突進や角によるケガをする恐れがあります。

以下にカモシカの生態の紹介を記します。

〇カモシカ(ウシ科)特別天然記念物
*シカと名前が付きますが、ウシの仲間です。
 行 性:薄明性
 分 布:本州、四国、九州の低山帯から亜高山帯にかけての、ブナやミズナラなどが優占
     する落葉広葉樹林に多く生息し、急な岩場がある地域を好みます。
 大きさ:体長100〜120僉体重30〜45Kg
 食 性(食べ物):木の葉や草、ササなどを好んで食べ、ウシと同じように反芻します。
 出 産:5〜6月 交尾期:10〜11月
 特 徴:角はオス、メスともに生え、毎年生え変わることはありません。
     毎年、根元に角輪ができ、年齢を推定する指標になっています。
     目の下の眼下線と蹄の間に臭腺があり、枝や木にマーキングします。
 その他:山形県の県の獣にもなっています!山の王国・山形を象徴する哺乳類です!

 
            【和田氏が撮影したカモシカ】

         
     【角輪】               【カモシカの足跡】
 *メスは妊娠年は角輪の幅が狭い   *シカと似るが全体的に丸みがあり、先端も丸い。

上記のような足あとを確認したら、ほとりあまでご連絡ください。


【参考図書】
阿部永ら(1999)日本の哺乳類,東海大学出版会
今泉忠明(2004)野生動物観察辞典,東京堂出版
熊谷さとし(2006)動物おもしろ基礎知識,偕成社


                                    (つめ。)

「ほとりあ」のかわいい実たち!


山頂・・・見えません

建物のすぐうしろに、「実」のなる木があります。 台風の影響できょうは高館山のテレビ塔も見えず、風で落ちてしまったかと思いましたが・・・・    くわの木
ありました!くわの実などは、食べごろの色になったまま、ちゃんと枝についています。むらさきの実
県内はいま「さくらんぼ」の最盛期ですが、
この「山桜」のさくらんぼもきれいに色つきました。
やまざくらのさくらんぼ

くわの木は、ほとりあができるときに植えたものですが「山桜」はもっとまえからここにあったそうです。 
やまざくらの木
     
たしかに春、かわいい白っぽい花を咲かせていました。いまは、鳥たちがこぞって食べにきています。くわの実は、スタッフも鳥に負けじと(?)子どものころを思い出しいただいています!ランドセルを背に、手と唇をむらさきにして帰ったものです。なつかしい。。。(とも)




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